京都・東山の路地裏に店を構える、小さな烘焙所と珈琲の店。豆を煎る音と、水を沸かす匂いだけが響く午後。一杯を淹れるのに十五分をかける、ただそれだけの時間を置いています。
京都出身。東京・神保町の老舗喫茶で十年磨いたのち、2014 年に東山に烘焙所を開く。豆の産地を歩くため、每年二回エチオピアとコスタリカに通う。煎りは「焦がさず、火を入れる」を信条に。
2024 年ワールドラテアート選手権三位。泡沫の密度と杯の温度を、グラム単位で管理する。淹れるとき、豆と水の話を、声には出さず杯に込める。来店者には「飲む前に、まず見てください」と。
SCA 認定 Q-グレーダー。産地の豆を五百種以上飲み比べ、店の豆単を組む。杯に落とした一滴から、畑の土と水と日当たりまで読む。京都の水質に合わせて、淹れ方を毎月見直す人。